中古マンションの選び方
新築マンションは決してお買い得とはいえない
- 新築マンションには余計な価格が上乗せ
新築マンションの価格は、土地の取得や建築にかかる費用だけで決められるわけではありません。宣伝費やモデルルームの建設・維持費、販売会社への手数料など、購入者には直接関係のない費用も上乗せされています。
一方、中古マンションの場合はどうでしょうか。中古マンションは基本的に、需要と供給のバランスで価格が決まります。売主の希望売却額は、あくまで希望であって、市場の相場には逆らえません。そこに余分な価格を上乗せする余地はないといえるでしよう。
しかも現在は、優良な中古物件があふれています。比較物件には事欠かないのも心強い点です。
- 物件にふさわしい価格の中古物件
もちろん、新築マンションでも競合物件があり、相場はあります。しかし、元をとらなければならないという事情はどの物件も同じです。つまり、新築マンションの場合、販売価格は売り手側の都合によって決められることが多いのです。
また、新築物件には、必ずしも必要のない最新設備がついていることが多々あります。そのために販売価格が高くなってしまいます。その点、中古物件なら購入後に、必要な設備だけを、自分で選んでつけることができます。
中古マンションは、新築マンションのように売主の都合ではなく、その物件にふさわしい価格で売られているのです。
- 築年数が上がれば上がるほど安くなる
2009年4月の新築マンション一戸当たりの平均価格は3953万円と、約-年半ぶりに4000万円を切りました。新築が安くなると、中古を買うメリットがなくなる気がしますが、そんなことはありません。中古の価格は、周辺の新築・中古物件の相場価格との兼ね合いで決まってきます。そのため、新築マンションの価格が下がれば、中古もその影響を受けます。実際、同時期の中古マンションの平均成約価格は2458万円で、前年同月比マイナス9・2%と、約10%も安くなっています。また、中古マンションでは見栄えがよい築5年以内の「築浅」を希望する人が多いのですが、割高感は否めません。
そこで、築年数を上げてみるのも選択肢の一つです。築6?10年の中古マンションは、築5年以内の築浅物件と比べると、価格は約2割も安くなります。実際の成約数も、築6?10年の物件がトップで、全体の約2割を占めています。
- 中古マンションのいいところ
古いものは敬遠されがちですが、古いがゆえのメリットもあります。たとえば、築20年の物件であれば、施工が適切であったからそれだけ住めたわけですし、建物や設備、管理などについて、知っている人が大勢いるのも強みです。
ただし、建築基準法で耐震性が見直される前の物件は、安全性の面で不安があるのであまりおすすめはしません。